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2020年8月の記事一覧
2020夏号
特集テーマ:with コロナ時代に向けて:子ども・若者の声から
《目次》
1.こども環境の楽しさを伝えたい-Webマガジン「こども環境楽」スタート(藤田大輔)
2.《特集》コロナ禍における子どもたちの声(中村幸恵)
3.《特集》with コロナ時代に向けたチャレンジ アップスより(下村 一)
4.《バトンをつなぐ》 こどもの体力を向上するための遊び環境をつくりたい(西本雅人)
5.《こどもの手と眼》 私の秘密基地(ちこ 福井県 4歳)
6.《この一枚!》 “巣ごもり生活”の楽しみ(すずな 鳥取県鳥取市 19歳)
7.《編集室から》
こども環境の楽しさを伝えたい-Webマガジン「こども環境楽」スタート
「こども環境楽」編集長・福井工業大学 藤田 大輔
この度、こども環境学会の学会誌「縦書き部分」がWebマガジン化するにあたり、編集長を仰せつかりました。立ち上げ当初は楽しくも大変な作業がたくさんありますが、読んでいただける方に「面白かった」「ためになった」と感じていただけるよう、編集部会が一丸となって記事をお届けするために尽力しています。
編集部会の仲間は全国様々な地域に住む方にお声かけさせていただきました。大きく4つの地域に分けて、Webマガジンの記事掲載を持ち回りで分担していく輪番制をとっています。これは、これまで学会誌において目を向けることが難しかった、地方のこども環境の動きや特徴、または課題などについて、各地域から発言してもらい、編集部会の議論を経て、Web記事としてまとめて行きたいとの思いからです。また、学際的な領域であるこども環境学会ですので、様々な分野の方に参画いただきました。地域の特性と専門分野の特性を掛け合わせて、幅広い視点で記事をお届けしていきたいと思っています。
「こども環境楽」の内容は、これまでの学会誌で続いてきた「特集記事」に加えて、自由テーマとして執筆者のバトンで会員を繋いでいく「バトンをつなぐfree talk」、日常的にこどもが過ごしている姿を大人や子ども自身から発信する「こどもの手と眼」、こども環境に関わる魅力的な写真を紹介する「この一枚!」など、Webマガジンだからこそできる内容が加わりました。「こどもの手と眼」「この一枚!」は読者からの投稿も受け付けていますので、みなさまSNS感覚でお気軽に投稿してください(編集部会のチェックは入りますが)。
「こども環境楽」は「こどもかんきょうがく」と読みます。これまでの学会誌は「こども環境学研究」という名前だったので、読み方の一部は踏襲しています。これまでの編集部会のみなさまの熱意も踏襲できるよう、編集部会の仲間とWebマガジンづくりに取り組んで行く所存です。よろしくお願いいたします。
2020年度こども環境学会 学会誌編集委員会・編集部会(2020.8.6現在)
▼部会長(Webマガジン編集長)
藤田大輔(福井工業大学)
▼部会員
愛甲哲也(北海道大学)
石田佳織(園庭研究所)
松村弘美(プランニング開)
伊藤祐基(大久保わかくさ子ども園)
田村光子(植草学園短期大学)
原寛道(千葉大学)
吉永真理(昭和薬科大学)
粟原知子(福井大学)
坂口淳(新潟県立大学)
西本雅人(福井大学)
荒木寿友(立命館大学)
塚田由佳里(同志社女子大学)
花輪由樹(兵庫教育大学)
藤田 大輔(ふじた だいすけ)
福井工業大学環境情報学部デザイン学科准教授。専門は子どもの遊び・生活環境のあり方、就学前施設(保育園・幼稚園・認定こども園)の建築設計。1997年東海大学工学部建築学科卒業。1999年同大学院修了。博士(工学)。岐阜工業高等専門学校准教授を経て現職。主な作品に『木もれ陽保育園』『ささべ認定こども園』。著書に『設計に活かす建築計画』(学芸出版社、2010)、『こどもの環境づくり事典』(青弓社、2014)『保育施設(建築設計テキスト)』(彰国社、2017)、『保育園・幼稚園・こども園の設計手法』(学芸出版社、2019)など。