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Webマガジン
2021冬号
特集テーマ:不登校について考えてみる 〜子どもが幸せに過ごせる学校・学び育ちの場へ〜
《目次》
1. 不登校を「私」の専門から考えてみよう(石田佳織)
2.《特集》
不登校問題についての一考察(穂積妙子)
不登校を考えてみる〜第3の現場から〜(新田新一郎)
3.《世界のこども環境》
柔軟なしくみで子どもたちを支援する(渡邊あや)
4.《バトンをつなぐ》
こどもも大人も育つ学校をつくる(井内聖)
5.《こどもの手と眼》
やじるしできたよ→(Hくん:8歳)
6.《この一枚!》
わあ。あった! hiro (仙台市・女)
7.《ブック&シネマ》
末富芳・櫻井啓太著「子育て罰「親子に冷たい日本」を変えるには」(仙田満)
岡本央著「ないないづくしの里山学校」(藤田大輔)
きみ きみよ著, みやかわ さとこ (イラスト)「にゃんたとおつきさま」(小澤紀美子)
大豆生田啓友・大豆生田千夏著「非認知能力を育てる あそびのレシピ」「非認知能力を育てる「しつけない」しつけのレシピ」(神谷明宏)
8.《編集室から》
不登校を「私」の専門から考えてみよう
2021年冬号企画担当 園庭研究所 石田佳織
不登校児童生徒数が年々増加する中、こども環境学会誌では「不登校」を取り上げたことがないと聞き、2021年冬号でテーマとすることになりました。
不登校への取組や視点は様々ありますが、子どもの環境を考えるこの学会だからこそ出来ることがあるように思います。例えば、学校に行きづらい子どもにとっての学校や学校外の居場所での物的・空間的環境に関する研究は非常に少ないです。また、子どもに関わる人的〜物的空間的〜社会的環境、そして子ども〜家庭〜学校〜行政〜地域住民といった様々な分野・立場が共に考え取り組んでいくことで、学校に行き辛い子どもたちや家族の辛さは緩和されていくように思います。
本号が、全ての子どもが幸せに暮らし、豊かに学び育っていける環境を考える機会となれば幸いです。
2021年度こども環境学会 学会誌編集委員会・編集部会(2021.12.20現在)
▼部会長(Webマガジン編集長)
藤田大輔(福井工業大学)
▼部会員
●愛甲哲也(北海道大学)
●石田佳織(園庭研究所)
●松村弘美(プランニング開)
○伊藤祐基(大久保わかくさ子ども園)
○田村光子(植草学園短期大学)
○原寛道(千葉大学)
○吉永真理(昭和薬科大学)
粟原知子(福井大学)
坂口淳(新潟県立大学)
西本雅人(福井大学)
荒木寿友(立命館大学)
塚田由佳里(同志社女子大学)
花輪由樹(金沢大学)
●:2021年冬号企画担当者 ○:2021年冬号校閲担当者
石田 佳織(いしだ かおり)
園庭研究所 代表。不登校・多様な学びネットワーク茨城 世話人。専門は子どもの戸外環境、保育、環境設計学、生物学。不登校について地域でのネットワークづくりに取り組む。
2021夏号
特集テーマ:こどもとアート
《目次》
1. こどもの創造性を引き出そう(荒木寿友)
2.《特集》
アートと創造性があふれるこどもの日常(垣内敬造)
大人は透明人間(ムッシュ香月)
3.《世界のこども環境》
ドイツの公園づくり|難民のこどもたち(桂川茜)
4.《バトンをつなぐ》
震災を乗り越えてより良い遊び環境をつくりたい(佐藤海帆)
5.《こどもの手と眼》
「僕のおべんとう!」(いしだ 茨城県(里山ともだち:7〜8歳))
割れた石が「県」に見えたよ!(のんちゃん 神奈川県(すぬーぴー:11歳))
6.《この一枚!》
シャボン玉は食べ物です??(かーずー 京都府京都市)
7.《ブック&シネマ》
深谷昌志著「子どもの目で見た日本の学校-自伝から教育の実情を探る-」(仙田満)
塚田由佳里著「地域のなかで子どもが育つ学童保育-ヘルシンキ・大阪の放課後-」(小澤紀美子)
萩原元昭著「世界のESDと乳幼児期からの参画 ファシリテーターとしての保育者の役割を探る」(伊藤祐基)
アレクサンドル・ムロ監督「モンテッソーリ 子どもの家」(仙田満)
ナディーン・ラバキー監督「存在のない子供たち」(北方美穂)
8.《編集室から》
こども環境楽2021夏号 座談会(動画)
2021夏号では、特集および世界のこども環境をご執筆いただいた3名と企画担当者1名、合計4名で執筆内容に関わる座談会を行いました。ダイジェスト版、ロングバージョンともご用意いたしましたので、ぜひご視聴ください。
司会:花輪由樹
出演者:垣内敬造、ムッシュ香月、桂川茜
こども環境楽2021夏号 座談会ダイジェスト版
こども環境楽2021夏号 座談会ロングバージョン
こどもの創造性を引き出そう
2021年夏号企画担当 立命館大学 荒木寿友
こども環境楽2021年夏号の特集テーマは「子どもとアート」です。新型コロナの影響を受けて、子どもたちだけではなく大人も室内に籠りがちになりました。そういった状況下では、ついつい「手軽さ」を求めて、既成のゲームなどで遊びを済ませてしまいがちです。既成のゲームが必ずしも悪いというわけではありませんが、そこでは子どもたちの創造性を育む仕掛けはどうしても少なくなってしまいます。子どもたちは本来、遊びを創り出す天才です。もしかしたら、私たちのそういった関わりが子どもの才能を閉じてしまっているかもしれません。今号では、子どもたちの表現やアート活動をいかにして大人が保障していくのか、そして子どもたちの創造性をどのように引き出していくのかについて特集しました。アートを切り口に、子どもとの関わり方を今一度考えてみましょう。
2021年度こども環境学会 学会誌編集委員会・編集部会(2021.7.11現在)
▼部会長(Webマガジン編集長)
藤田大輔(福井工業大学)
▼部会員
○愛甲哲也(北海道大学)
○石田佳織(園庭研究所)
○松村弘美(プランニング開)
伊藤祐基(大久保わかくさ子ども園)
田村光子(植草学園短期大学)
原寛道(千葉大学)
吉永真理(昭和薬科大学)
粟原知子(福井大学)
坂口淳(新潟県立大学)
西本雅人(福井大学)
●荒木寿友(立命館大学)
●塚田由佳里(同志社女子大学)
●花輪由樹(金沢大学)
●:2021年夏号企画担当者 ○:2021年夏号校閲担当者
荒木寿友(あらき かずとも)
立命館大学大学院教職研究科教授。日本道徳性発達実践学会事務局長。NPO法人EN Lab.代表理事。専門は、教育方法学、道徳教育、国際教育、教師教育学など。対話やワークショップを核とした研究とともに、国内外(海外はミャンマー)で教育支援、教師支援活動を行う。