こども環境学会は一般社団法人防災学術連携体に所属しています。災害復興支援部会は、その窓口としての活動と共に、子どもをまんなかにおき、さまざまな学問領域の知見をふまえて子どもと災害の関係について研究しています。見落とされがちな乳幼児から高校生世代まで、0-18才の子どもをトータルに捉え、防災教育や災害伝承、災害時の遊び支援や事件・事故への対応などを、子どもにとってよりよい環境という視点から考えます。その土台となるのは、国連子どもの権利条約の中核である子どもの意見の尊重です。子どもの声に耳を傾けながら、子どもにとって身近な日常を通して、災害にアプローチします。以上を通して、客体とみなされがちな子どもが災害復興の主体となることができる環境の創出と、社会的認知の拡大を目指します。 |