2024 年度(第 20 回) こども環境学会賞の発表

 2024年 6月より公募致しましたこども環境学会の学会賞につきましては、2024年 10 月末までに論文・著作賞 9 件、デザイン賞 16 件、活動賞 2 件、自治体施策賞 0 件、合計27件のご応募をいただきました。
 選考委員による厳正な審査の結果、論文・著作賞 2 件、デザイン賞 3 件、デザイン奨励賞 3 件、活動賞1件、以上合計 9 件が選定されました。
 受賞者および総評・講評は以下の通りです。(順不同、敬称略)

2025年3月31日
顕彰委員会委員長 高木 真人
論文・著作賞選考委員長 住田 正樹
デザイン賞選考委員長 竹原 義二
活動賞選考委員長 神谷 明宏
自治体施策賞選考委員長 田川 正毅

こども環境論文・著作賞

《論文・著作賞》 
 村上八千世(常磐短期大学)、馬場耕一郎
『「オープントイレ」で保育が変わる トイレ環境から子どもの発達と主体性を支える』(中央法規)

《論文・著作賞》
 矢田努(愛知産業大学名誉教授)、高木清江(愛知産業大学)
 『総合的な評価よりみたこども環境に関する一連の研究―評価要因の解明より得られるハードとソフトの環境づくりに関する論考―』

こども環境デザイン賞

《デザイン賞》
 水上哲也(水上哲也建築設計事務所)
 『のだのこども園』

《デザイン賞》
 伊東啓太郎(九州工業大学大学院)、須藤朋美、壱岐南小学校、福岡市、宮園遼、緒方友希はじめ、プロジェクトチームのメンバー
 『Growing Place-福岡市立壱岐南小学校ビオトープ』

《デザイン賞》
 三澤文子(Ms建築設計事務所)、上野耕市
 『穴粟わかば』

《デザイン奨励賞》
 伊藤立平(伊藤立平建築設計事務所)、上川慎也(上川慎也建築設計事務所)、山千代航(tokotodesign合同会社)
 『佐川おもちゃ美術館』

《デザイン奨励賞》
 久野由美子(株式会社環境デザイン研究所)
 『キッズツリーハウス認定こども園本郷』

《デザイン奨励賞》
 松尾由希(一級建築士事務所アンブレ・アーキテクツ)、松尾宙
 『キディ腰越保育園・子育てキディ腰越』

こども環境活動賞

《活動賞》
 上野佳奈子(明治大学)
 『感覚特性の多様性理解に基づく音環境調整の普及に向けた活動』

こども環境 自治体施策賞

《自治体施策賞》
 該当なし

 以上が受賞されたものですが、選考に漏れた方々におかれましても受賞者に劣らないすぐれた学術活動や実践活動であることを申し添えますとともに、さらに一層の活躍を祈念いたします。また更に多くの会員の皆様が次回の学会賞に応募されますことを期待いたします。

【各賞の対象と選考委員】

(1)論文・著作賞
近年中に完成し発表された研究論文および著作出版物であって、こども環境学の進歩に寄与する優れたもの。
選考委員:
 委員長:住田 正樹(九州大学/放送大学名誉教授・発達社会学)
 委 員:福岡 孝純(日本女子体育大学招聘教授・スポーツ環境)
     仙田  満(東京工業大学名誉教授・建築学)
     大豆生田 啓友(玉川大学教授・保育)
     根ヶ山 光一(早稲田大学名誉教授・発達行動学)
     大谷 由紀子(摂南大学教授・建築学)
     安部 芳絵(工学院大学教授・教育学)
     菊池 信太郎(菊池医院院長・小児科医)
     三木 祐子(帝京大学教授・医療看護)
外部委員:望月 重信(明治学院大学名誉教授・子ども社会学)

(2)デザイン賞
近年中にデザインされた環境作品(建築・ランドスケープ・インテリア・遊具・家具・グラフィックその他)であり、こども環境学的見地からも高い水準が認められる独創的なもので、子どもの成育に資することが認められるすぐれた環境デザイン。
選考委員:
 委員長:竹原 義二(関西大学客員教授・無有建築工房・建築家)
 委 員:佐久間 治(九州女子大学教授・建築学)
     小池 孝子(東京家政学院大学教授・住居計画学)
     千代 章一郎(島根大学学術研究院教授・建築学)
     鮫島 良一(鶴見大学短期大学部准教授・同附属三松幼稚園園長・彫刻家)
     松本 直司(名古屋工業大学名誉教授・建築学)
     仙田  考(田園調布学園大学准教授・ランドスケープ)
     石原 健也(千葉工業大学元教授・建築家)
     金田一 亜弥(金田一デザイン代表・アートディレクター/デザイナー)
外部委員:手塚 由比(手塚建築研究所・建築デザイン)

(3)活動賞
こども環境に寄与する、上記以外の活動(施設運営・行政施策・社会活動・その他)であって、近年中に完成した業績および継続的な活動によってその成果が認められた活動。
選考委員:
 委員長:神谷 明宏(豊岡短期大学特別招聘教授、NPO法人コミュニティーワーク研究実践センター理事)
 委 員:齊藤 ゆか(神奈川大学教授・生涯教育・ボランティア・NPO)
     西野 博之(NPO法人たまりば理事長・川崎市子ども夢パーク前所長・フリースペースえん代表)
     寺田 光成(日本体育大学助教・ランドスケープ学/まちづくり)
     木村 歩美(おおぞら教育研究所代表・保育環境・保こ幼小の連携)
     田村 光子(植草学園短期大学准教授・子育て支援)
外部委員:柳下 史織(公益財団法人東京YWCA・青少年育成事業部統括責任者)

(4) 自治体施策賞
こども環境に寄与する行政施策であって、近年に完成、完了した施策、若しくは継続中の施策でその成果が認められるもの、又は近年に着手された施策で、顕著な成果が生じ始めていると認められるもの。
選考委員:
 委員長:田川 正毅(東海大学教授・建築学)
 委 員:高木 真人(京都工芸繊維大学教授・建築学)
     請川 滋大(日本女子大学教授・児童学)
     三輪 律江(横浜市立大学学術院教授・建築学)
     櫻木 耕史(岐阜工業高等専門学校准教授・建築学)
     河原 啓二(社会医療法人財団聖フランシスコ会 マリア地域総合支援センター センター長・公衆衛生)
     梶木 典子(神戸女子大学教授・地域居住学)
外部委員:奥山 千鶴子(NPO法人子育てひろば全国連絡協議会理事長)

 

 

 

第20回(2024年度)こども環境学会賞
公募のお知らせ

受付終了しました

※こちらのご案内はPDFでダウンロードできます

 こども環境学会では、こども環境に関する優れた研究、デザイン、活動業績、自治体施策などを顕彰し、それを広く公表することによって、こども環境の改善に資することを目的として、「こども環境学会賞」を2005年に創設いたしました。賞は、論文、デザイン、活動、自治体施策の4部門とし、部門ごとに3件以内の表彰を予定しています。
表彰式は総会の席上で行い、賞状等を授与いたします。また学会誌等に紹介するなど広く社会に公表することといたします。
今年度の公募期間は、2024年10月31日(木)締切(消印有効)といたします。多くの会員の皆様のご応募をお待ちしております。

2024年6月 こども環境学会会長 木下勇

 ※インテリアやプロダクトデザインも応募対象となります。


   こども環境学会賞・応募要項

1.目的

 こども環境に関する優れた研究、デザイン、活動、施策などを顕彰し、それを広く公表することによって、こども環境の改善に資することを目的とする。

2.名称および賞の対象

(1)こども環境論文・著作賞
 近年中に完成し雑誌などに公表された研究論文および出版公表された著書・著作であって、こども環境学の進歩に寄与する優れたもの。

(2)こども環境デザイン賞
 近年中にデザインされた環境作品(建築・ランドスケープ・インテリア・遊具・家具・グラフィックその他)であり、こども環境学的見地からも高い水準が認められる独創的なもので、こどもの成育に資することが認められるすぐれた環境デザイン。

(3)こども環境活動賞
 こども環境に寄与する、上記以外の活動(施設運営・行政施策・社会活動・その他)であって、近年中に完成した業績および継続的な活動によってその成果が認められた活動。

(4)こども環境自治体施策賞
 こども環境に寄与する行政施策であって、近年に完成、完了した施策、若しくは継続中の施策でその成果が認められるもの、又は近年に着手された施策で、顕著な成果が生じ始めていると認められるもの。

※各賞について必要に応じて、奨励賞を設ける。

3.審査の対象

(1)会員の応募又は推薦(*)による。
 (*)自治体施策賞は推薦のみ。他の3賞は応募+推薦。
 推薦規定:1名の会員の推薦を求める。応募時に入会も可能とする。

4.審査の資料

(1)応募および推薦書(下記ファイルをダウンロードしてください)

   応募様式 2024年度こども環境学会賞・応募および推薦書(Word).docx

(2)候補論文:3部提出。(論文・著作賞のみ)
(3)概要説明資料(A3サイズ)3枚以内、3部提出。(デザイン賞のみ)
(4)活動業績報告書:3部提出。A4版を基本とする。(活動賞のみ)
(5)施策根拠資料、実施状況資料:3部提出。A4版を基本とする。(自治体施策賞のみ)
(6)その他関連資料:応募者・推薦者が賞の選考に必要と判断したもの。
(7)審査の必要上さらに詳細な資料の提出を求めることがある。
(8)審査の資料の作成費は応募者の負担とする。

5.選考とその時期
 選考は、本会に設置する「こども環境学会賞選考委員会」が行い、理事会がこれを決定する。委員長および委員は本学会会長が委嘱し、その任期は2年とする。
 デザイン賞、活動賞の選考に当たっては、1次審査、2次審査を行い、現地審査を行うこともある。
 10月末までに応募・推薦を締め切り、11~翌年2月に選考を行い、翌年2~3月の理事会で決定し、3月末に発表し、翌年度4~7月の総会で表彰する。

6.表彰と公表
 表彰式は来年度総会の席上で行い、賞状等を授与する。また学会誌等に掲載するほか広く社会に公表する。

7.表彰件数
 表彰件数:各賞ごとに厳選を旨とし、3件以内とする。

8.その他の共通事項
①過去3年以内に同一部門の業績で受賞した者は応募できない。ただし奨励賞についてはこの限りではない。
②各賞について必要に応じて、奨励賞を設ける。
③賞を受けるものは個人が原則であるが、個人を特定しがたい場合は、組織等を表彰する場合がある。
④表彰する業績の表題や応募者などについて、「応募および推薦書」からの変更を求める場合がある。
⑤受賞者には大会時などに紹介用のA1展示ポスター等を作成していただく(作成費は受賞者負担とする)。
⑥各賞の応募期間を経過した書面は受け付けず、書面以外のメール等での申し出も受け付けることはできない。
⑦各賞の審査は非公開であり、審査の内容、経過を開示できない。ただし、今後、審査基準の公開や各賞の講評については検討する。
⑧各賞受賞結果(受賞しなかった結果)に不服申し立て手段はない。
⑨選考委員に対する不正な接触、連絡などがあったことが判明した場合、不利に考慮される。
⑩応募された論文や資料、デザイン等は返却しない。ただし、事務局に申し出があれば可能な限り返却に応じるものとする。
⑪受賞したものを学会誌等に掲載するほか、広く社会に公表する。受賞したものの著作権は応募者に帰属し、こども環境学会が利用するときには、無償での許諾とする。

詳細は、事務局へお問い合わせ下さい。

■応募先/問合せ 公益社団法人こども環境学会 事務局
〒106-0044 東京都港区東麻布3-4-7麻布第1コーポ601
TEL: 03-6441-0564 FAX:03-6441-0563
    https://www.children-env.org/
    Mail to: info@children-env.org

【各賞の対象と審査委員(予定)】
(1)論文・著作賞
近年中に完成し発表された研究論文および著作出版物であって、こども環境学の進歩に寄与する優れたもの。
選考委員:
 委員長:住田 正樹(九州大学/放送大学名誉教授・発達社会学)
 委 員:福岡 孝純(日本女子体育大学招聘教授・スポーツ環境)
     仙田  満(東京工業大学名誉教授・建築学)
     大豆生田 啓友(玉川大学教授・保育)
     根ヶ山 光一(早稲田大学名誉教授・発達行動学)
     大谷 由紀子(摂南大学教授・建築学)
     安部 芳絵(工学院大学教授・教育学)
     菊池 信太郎(菊池医院院長・小児科医)
     三木 祐子(帝京大学教授・医療看護)
外部委員:望月 重信(明治学院大学名誉教授・子ども社会学)

(2)デザイン賞
近年中にデザインされた環境作品(建築・ランドスケープ・インテリア・遊具・家具・グラフィックその他)であり、こども環境学的見地からも高い水準が認められる独創的なもので、子どもの成育に資することが認められるすぐれた環境デザイン。
選考委員:
 委員長:竹原 義二(関西大学客員教授・無有建築工房・建築家)
 委 員:佐久間 治(九州女子大学教授・建築学)
     小池 孝子(東京家政学院大学教授・住居計画学)
     千代 章一郎(島根大学学術研究院教授・建築学)
     鮫島 良一(鶴見大学短期大学部准教授・同附属三松幼稚園園長・彫刻家)
     松本 直司(名古屋工業大学名誉教授・建築学)
     仙田  考(田園調布学園大学准教授・ランドスケープ)
     石原 健也(千葉工業大学元教授・建築家)
     金田一 亜弥(金田一デザイン代表・アートディレクター/デザイナー)
外部委員:手塚 由比(手塚建築研究所・建築デザイン)

(3)活動賞
こども環境に寄与する、上記以外の活動(施設運営・行政施策・社会活動・その他)であって、近年中に完成した業績および継続的な活動によってその成果が認められた活動。
選考委員:
 委員長:神谷 明宏(豊岡短期大学特別招聘教授、NPO法人コミュニティーワーク研究実践センター理事)
 委 員:齊藤 ゆか(神奈川大学教授・生涯教育・ボランティア・NPO)
     西野 博之(NPO法人たまりば理事長・川崎市子ども夢パーク前所長・フリースペースえん代表)
     寺田 光成(日本体育大学助教・ランドスケープ学/まちづくり)
     木村 歩美(おおぞら教育研究所代表・保育環境・保こ幼小の連携)
     田村 光子(植草学園短期大学准教授・子育て支援)
外部委員:柳下 史織(公益財団法人東京YWCA・青少年育成事業部統括責任者)

(4) 自治体施策賞
こども環境に寄与する行政施策であって、近年に完成、完了した施策、若しくは継続中の施策でその成果が認められるもの、又は近年に着手された施策で、顕著な成果が生じ始めていると認められるもの。
選考委員:
 委員長:田川 正毅(東海大学教授・建築学)
 委 員:高木 真人(京都工芸繊維大学教授・建築学)
     請川 滋大(日本女子大学教授・児童学)
     三輪 律江(横浜市立大学学術院教授・建築学)
     櫻木 耕史(岐阜高等専門学校・准教授)
     河原 啓二(社会医療法人財団聖フランシスコ会 マリア地域総合支援センター センター長・公衆衛生)
     梶木 典子(神戸女子大学教授・地域居住学)
外部委員:奥山 千鶴子(NPO法人子育てひろば全国連絡協議会理事長)

こども環境自治体委員会より
学会賞の募集が行われています。「こども環境自治体施策賞」は会員の皆様のご推薦、または学会のこども環境自治体委員会による推薦をもとに、自治体に応募を頂いております。全国の会員の皆様の力により、優れた施策が多く顕彰され広まるように、皆様の積極的なご推薦をお待ちしています。
この度、これまでの自治体施策賞に内容の一覧を作成しました。「こども環境自治体施策賞」は、“こども環境に寄与する行政施策であって、近年に完成、完了した施策、もしくは継続中の施策でその成果が認められるもの、または近年に着手された施策で、顕著な成果が生じ始めていると認められるもの”を顕彰しています。「先駆性」、「こども参画」、「関係づくり」、「直接効果・二次効果」といった観点から外部委員を含めて審査を行います。ご推薦にあたって一覧にある概要もご参照頂けますと幸甚に存じます。

こども環境自治体施策賞一覧
 

応募様式 2024年度こども環境学会賞・応募および推薦書(Word).docx

 ■応募先/問合せ 公益社団法人こども環境学会 事務局
〒106-0044 東京都港区東麻布3-4-7麻布第1コーポ601
TEL: 03-6441-0564 FAX:03-6441-0563
    https://www.children-env.org/
    Mail to: info@children-env.org

学会賞


学会賞 関係の資料については、以下のフォルダからダウンロード可能です。