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第19回(2023年度)こども環境学会賞 公募期間延長 11/30まで

 こども環境学会では、こども環境に関する優れた研究、デザイン、活動業績、自治体施策などを顕彰し、それを広く公表することによって、こども環境の改善に資することを目的として、「こども環境学会賞」を2005年に創設いたしました。賞は、論文、デザイン、活動、自治体施策の4部門とし、部門ごとに3件以内の表彰を予定しています。 表彰式は総会の席上で行い、賞状等を授与いたします。また学会誌等に紹介するなど広く社会に公表することといたします。
 今年度の公募期間は、締切を延長し2023年11月30日(木)締切(消印有効)といたします。多くの会員の皆様のご応募をお待ちしております。

 詳細はこちらです
 https://www.children-env.org/certification_celebration/Society_Award

■第19回(2023年度)こども環境学会賞

(1)こども環境論文・著作賞
近年中に完成し雑誌などに公表された研究論文および出版公表された著書・著作であって、こども環境 学の進歩に寄与する優れたもの。
(2)こども環境デザイン賞
近年中にデザインされた環境作品(建築・ランドスケープ・インテリア・遊具・家具・グラフィックその他) であり、こども環境学的見地からも高い水準が認められる独創的なもので、こどもの成育に資することが 認められるすぐれた環境デザイン。
(3)こども環境活動賞
こども環境に寄与する、上記以外の活動(施設運営・行政施策・社会活動・その他)であって、近年中 に完成した業績および継続的な活動によってその成果が認められた活動。
(4)こども環境自治体施策賞
こども環境に寄与する行政施策であって、近年に完成、完了した施策、若しくは継続中の施策でその成 果が認められるもの、又は近年に着手された施策で、顕著な成果が生じ始めていると認められるもの。

■応募締切 2023年11月30日(木)締切(消印有効)

こども環境学会誌 研究論文等の投稿規程の改訂について

2023年11月1日
こども環境学会
査読部会長・事務局

こども環境学会誌 研究論文等の投稿規程の改訂について

こども環境学会事務局にて、研究論文等の査読受付を実施しておりますが、受付方法が郵便によるペーパーベースしか行っておりませんでした。このたび、改善のために学会HPから専用フォームにて投稿することも可能としました。これにともない投稿規程の改訂を実施いたしましたので、お知らせいたします。

■投稿用フォームの設置
 学会ホームページに論文投稿用フォームを準備いたしました。登録票をご記入の上、必要情報をフォームに直接入力していただくとともに、登録票と投稿原稿等をアップロードしていただくことで、郵送料や作業負荷の軽減となり、会員サービスの向上に貢献できると考えております。
 なお、当面は混乱を避けるために今まで通り郵便による受付も行います。

(投稿フォームはこちら)
 https://www.children-env.org/contact/submission

■研究論文等の投稿規程の改訂内容
 以下の事項について、投稿規程の修正を行いました。
① 学会HPの専用フォームから投稿できる旨の記載(投稿規程:P1、応募要領:P3)
② A 応募要領3-(4):修正、A 応募要領3-(10):追加、C 査読要領2-(6)(7):修正、2-(8):追加
③ フォントの修正、軽微な誤植修正(投稿規程、応募要領、原稿登録票、査読要領)
④ J-STAGE上での公開にともない、論文が公開されるようになりますので、「編集出版権は本会に帰属し、本会は、学会誌載後1年を経過した論文等はJ-Stage上で公開していくものとする。」に変更。合わせて、登録票も変更します。

(投稿規程・登録票等のダウンロードはこちら)
 https://www.children-env.org/research_evaluation/treatise

■改訂時期
 本理事会(2023年10月21日)にて承認を受け、HPへのフォームの設置を実施し、改訂版をHPにて公開しました。(11月1日)

ウェブマガジン「こども環境楽」2023夏号「放課後の居場所」公開しました

こども環境学会員のみなさま

みなさん、お疲れさまです!
西日本のメンバーのみなさんを中心に2023年夏号を編集していただき、先日、公開いたしました。
(バトンをつなぐについては編集中なので、しばらくお待ちください)

お盆に差し掛かってのご連絡になってしまってすみませんでした。
どうぞよろしくお願いします。

こども環境楽2023夏号
https://magazine.children-env.org/?p=1139

《目次》
放課後の居場所

《特集》
  1:「生活の場」を保障する学童保育の整備課題(小伊藤亜希子)
  2:子どもの居場所としての学童保育~けやき児童クラブ~(大谷直史)
  3:地域の中に思春期の子ども達の居場所を チャレンジクラブの取組(森賢悟)
  4:居場所のリンク集

《世界のこども環境》
  5:オーストラリアの学童保育(松本 遼子)

《バトンをつなぐ》
  6:公開までしばらくお待ちください(○○○◯)

《こどもの目と手》
  7:「夏休みはこんな車でお出かけしたいね!!」

《この一枚!》
  8:「カイコの餌やり」

《ブック&シネマ》
  9:書評『怪物』(聖徳大学 神谷明宏)

《編集室から》
  10:編集後記
  
西本雅人(福井大学)

【速報】こども環境学会設立20周年記念大会 2024年6月1日(土)2日(日)

こども環境学会は2024年に設立20周年を迎えます。
そこで、2024年6月1日(土)2日(日)、建築会館(東京・田町)にて、記念大会の開催を予定いたしております。

プレセミナー、エクスカーション等の関連事業も含め、詳細は随時ご案内いたします。皆様、奮ってご参加いただきたく、お願い申し上げます。

こども環境学会設立20周年記念大会 実行委員長 三輪律江(横浜市立大学)

お知らせ■こども環境学会 第10回合同セミナーのご案内 9/30・10/1 申込〆切8/21

こども環境学会 第10回合同セミナー              2023.07.22版
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テーマ 「こどもを地域で育てる」
日時:2023年9月30日(土)・10月1日(日)
場所:龍谷大学大宮キャンパス 東黌(とうこう) (西本願寺 南側)
〒600-8267 京都市下京区七条通大宮東入大工町125番地の1

こども環境学会第10回合同セミナーは、「地域で子どもを育てる」をテーマに、「こどもの居場所」の意味をいま一度、こどもを取り巻く環境に関心のある研究者や実践者と考えるきっかけとすることを目的に京都(龍谷大学大宮キャンパス)で開催します。

 

■プログラム

9月30日(土)
13:20 開会挨拶 セミナー実行委員長 壽崎かすみ
13:30 基調講演 幸重忠孝氏 特定NPO法人こどもソーシャルワークセンター 代表
    「こどもを地域で育てる」
14:40 シンポジウム 「こどもを地域で育てる」
    コーディネーター 浦田雅夫氏 京都女子大学、NPO法人 子どもセンターののさん 理事
    パネリスト    幸重忠孝氏 特定NPO法人こどもソーシャルワークセンター 代表
    パネリスト    宇野哲哉氏 浄土真宗本願寺派 社会部人権問題担当・門信徒教化部 部長 滋賀教区 野洲組 覚明寺 住職
    パネリスト    五味孝昭氏 京都市子どもはぐくみ局 子ども若者未来部子ども家庭支援課 課長
17:00 閉会挨拶 こども環境関西 代表 河原啓二
18:00 懇親会  於 京都駅そば を予定

10月1日(日)  エクスカーション(先着20人)  
9:00 京阪線 出町柳駅 集合  見学終了後 現地解散
   見学先 : 旧三井家住宅、下鴨神社 特別拝観(十二単衣着付と舞・神職のご案内で境内見学)
(申込者には後日詳細を連絡します)

■参加費
セミナー(会員・一般)         2,000円 (当日2500円)
セミナー(学生会員・学生)       1,000円
セミナー(高校生以下・障がい者)    無料
懇親会(会員・一般)          5,000~6,000円 (学生料金の設定については別途)
エクスカーション(見学料・拝観料等)  3,000~5,000円  (参加者数により変動します)
※参加費は銀行振込で事前のお支払いをお願いします。申込者に振込金額と振込口座をご登録いただいたメールアドレスに後日、御連絡します。

■参加申込 〆切8/21迄
 お申込みは以下のリンクからお願いします。(添付ファイルのご案内にはQRコードもあります)
 https://forms.gle/Bx51Jbn2sypofPgM6
リンクから申し込めない場合はe-mailで件名を「合同セミナー申込」としてお申込みください。
メール本文に1)氏名(ふりがな)、2)御所属、3)e-mailアドレス、4)正会員、準会員、賛助会員、学生会員、会員外(一般)、会員外(学生)の別、5)セミナー、懇親会、エクスカーションのうち参加申込する項目を記載、6)ご住所、7)当日連絡が取れるお電話番号  を記載して
合同セミナー実行委員会(susaki@world.ryukoku.ac.jp) までお申し込みください

※申込締切は8月21日(月)です

■龍谷大学 大宮キャンパス
JR京都駅下車 七条通りを西に進む。堀川通を渡り郵便局の角を北に入る。
アクセスは以下のリンクからご確認ください
https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_omiya.html

合同セミナーの会場は、大宮キャンパスの守衛所のある門の東側の建物 東黌(とうこう)です。教室は当日、掲示します。

■お問い合わせ先 合同セミナー実行委員会 susaki@world.ryukoku.ac.jp

主催:こども環境学会 第10回合同セミナー実行委員会
開催委員会 委員長:河原啓二   副委員長:松本直司 富樫豊
こども環境学会第10回合同セミナー実行委員会 委員長:壽崎かすみ(龍谷大学)
共催:公益社団法人 こども環境学会    後援:龍谷大学

■最新のご案内・ダウンロード

最新のご案内はこちらに掲載しています。
https://www.children-env.org/Education_and_enlightenment/seminar

■第10回セミナー0722案内.pdf

■合同セミナーポスター0722版.pdf

 

 

こども未来戦略会議「こども未来戦略方針(令和5年6月13日閣議決定)」掲載

内閣官房「こども未来戦略会議」に「こども未来戦略方針(令和5年6月13日閣議決定)」が掲載されました。

こども未来戦略会議 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_mirai/index.html

こども未来戦略方針 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_mirai/pdf/kakugikettei_20230613.pdf

(230613閣議決定)「こども未来戦略方針」.pdf

第19回(2023年度)こども環境学会賞 公募のお知らせ

第19回(2023年度)こども環境学会賞
公募のお知らせ

 

 こども環境学会では、こども環境に関する優れた研究、デザイン、活動業績、自治体施策などを顕彰し、それを広く公表することによって、こども環境の改善に資することを目的として、「こども環境学会賞」を2005年に創設いたしました。賞は、論文、デザイン、活動、自治体施策の4部門とし、部門ごとに3件以内の表彰を予定しています。 表彰式は総会の席上で行い、賞状等を授与いたします。また学会誌等に紹介するなど広く社会に公表することといたします。
 今年度の公募期間は、2023年10月31日(火)締切(消印有効)といたします。多くの会員の皆様のご応募をお待ちしております。

2023年6月 こども環境学会会長 五十嵐隆

 

 


 こども環境学会賞・応募要項 

1.目的
 こども環境に関する優れた研究、デザイン、活動、施策などを顕彰し、それを広く公表することによって、こども環境の改善に資することを目的とする。

2.名称および賞の対象
(1)こども環境論文・著作賞
 近年中に完成し雑誌などに公表された研究論文および出版公表された著書・著作であって、こども環境学の進歩に寄与する優れたもの。        
(2)こども環境デザイン賞
近年中にデザインされた環境作品(建築・ランドスケープ・インテリア・遊具・家具・グラフィックその他)であり、こども環境学的見地からも高い水準が認められる独創的なもので、こどもの成育に資することが認められるすぐれた環境デザイン。
(3)こども環境活動賞
 こども環境に寄与する、上記以外の活動(施設運営・行政施策・社会活動・その他)であって、近年中に完成した業績および継続的な活動によってその成果が認められた活動。
(4)こども環境自治体施策賞
こども環境に寄与する行政施策であって、近年に完成、完了した施策、若しくは継続中の施策でその成果が認められるもの、又は近年に着手された施策で、顕著な成果が生じ始めていると認められるもの。
※各賞について必要に応じて、奨励賞を設ける。

3.審査の対象
(1)会員の応募又は推薦(*)による。
(*)自治体施策賞は推薦のみ。
 他の3賞は応募+推薦。
推薦規定:1名の会員の推薦を求める。
応募時に入会も可能とする。

4.審査の資料
(1)応募および推薦書(下記ファイルをダウンロードしてください)
   応募様式 2023年度こども環境学会賞・応募および推薦書(Word).docx

(2)候補論文:3部提出。(論文・著作賞のみ)
(3)概要説明資料(A3サイズ)3枚以内、3部提出。(デザイン賞のみ)
(4)活動業績報告書:3部提出。A4版を基本とする。(活動賞のみ)
(5)施策根拠資料、実施状況資料:3部提出。A4版を基本とする。(自治体施策賞のみ)
(6)その他関連資料:応募者・推薦者が賞の選考に必要と判断したもの。
(7)審査の必要上さらに詳細な資料の提出を求めることがある。
(8)審査の資料の作成費は応募者の負担とする。

5.選考とその時期
 選考は、本会に設置する「こども環境学会賞選考委員会」が行い、理事会がこれを決定する。委員長および委員は本学会会長が委嘱し、その任期は2年とする。
 デザイン賞、活動賞の選考に当たっては、1次審査、2次審査を行い、現地審査を行うこともある。
 10月末までに応募・推薦を締め切り、11~翌年2月に選考を行い、翌年2~3月の理事会で決定し、3月末に発表し、翌年度4~7月の総会で表彰する。

6.表彰と公表
 表彰式は来年度総会の席上で行い、賞状等を授与する。また学会誌等に掲載するほか広く社会に公表する。

7.表彰件数
 表彰件数:各賞ごとに厳選を旨とし、3件以内とする。

8.その他の共通事項
①過去3年以内に同一部門の業績で受賞した者は応募できない。ただし奨励賞についてはこの限りではない。
②各賞について必要に応じて、奨励賞を設ける。
③賞を受けるものは個人が原則であるが、個人を特定しがたい場合は、組織等を表彰する場合がある。
④表彰する業績の表題や応募者などについて、「応募および推薦書」からの変更を求める場合がある。
⑤受賞者には大会時などに紹介用のA1展示ポスター等を作成していただく(作成費は受賞者負担とする)。

詳細は、事務局へお問い合わせ下さい。

こども環境学会事務局
〒106-0044 東京都港区東麻布3-4-7麻布第1コーポ
TEL: 03-6441-0564 FAX:03-6441-0563
    https://www.children-env.org/
    Mail to: info@children-env.org


【各賞の対象と審査委員(現在調整中)】

(1)こども環境論文・著作賞
近年中に完成し雑誌などに公表された研究論文および出版公表された著書・著作であって、こども環境 学の進歩に寄与する優れたもの。

(2)こども環境デザイン賞
近年中にデザインされた環境作品(建築・ランドスケープ・インテリア・遊具・家具・グラフィックその他) であり、こども環境学的見地からも高い水準が認められる独創的なもので、こどもの成育に資することが 認められるすぐれた環境デザイン。

(3)こども環境活動賞
こども環境に寄与する、上記以外の活動(施設運営・行政施策・社会活動・その他)であって、近年中 に完成した業績および継続的な活動によってその成果が認められた活動。

(4)こども環境自治体施策賞
こども環境に寄与する行政施策であって、近年に完成、完了した施策、若しくは継続中の施策でその成 果が認められるもの、又は近年に着手された施策で、顕著な成果が生じ始めていると認められるもの。

2023年度こども環境学会賞・応募および推薦書(Word).docx

お知らせ 2023/9/30~10/1 合同セミナー「こどもを地域で育てる」

こども環境学会 第10回合同セミナー              2023.05.12版
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こどもを地域で育てる
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日時:2023年9月30日(土)・10月1日(日)
場所:龍谷大学大宮キャンパス (西本願寺に隣接するキャンパス)
〒600-8267 京都市下京区七条通大宮東入大工町125番地の1

こども環境学会第10回合同セミナーは、「地域で子どもを育てる」をテーマに、「こどもの居場所」の意味をいま一度、こどもを取り巻く環境に関心のある研究者や実践者と考えるきっかけとすることを目的に京都(龍谷大学大宮キャンパス)で開催します。

9月30日(土)
13:20 開会挨拶 セミナー実行委員長 壽崎かすみ
13:30 基調講演 幸重忠孝氏 特定NPO法人こどもソーシャルワークセンター
    「こどもを地域で育てる」
14:40 シンポジウム 「こどもを地域で育てる」
  コーディネーター 浦田雅夫 京都女子大学、NPO法人 子どもセンターののさん 理事
  パネリスト 幸重忠孝  特定NPO法人こどもソーシャルワークセンター
   パネリスト 宇野哲也  浄土真宗本願寺派 社会部人権問題担当・門信徒教化部 部長、
滋賀教区 野洲組 覚明寺 住職
  パネリスト (調整中) 京都市子どもはぐくみ局子ども若者未来部子ども家庭支援課
17:00 閉会挨拶 こども環境関西 代表 河原啓二
18:00 懇親会  於 京都駅そば を予定

10月1日(日)
  午前中 エクスカーション
    旧三井家住宅、下鴨神社(特別拝観含む)  予定

*参加費は事前に振り込みをお願いする予定です
参加費 セミナー参加(会員・一般)      2000円(当日2500円)
    セミナー参加(学生会員・学生)    1000円
    セミナー参加(高校生以下・障がい者) 無料

エクスカーション参加費は実費程度を別途徴収します。

※お申込み方法は別途お知らせいたします。
 なお、予定は変更となる場合がございます。最新はホームページでご確認ください。

 

こども環境学会2023年大会(沖縄)参加申込受付開始

お知らせ こども環境学会2023年大会(沖縄)
7月7日(金)~ 7月9日(日)

 

※盛会のうちに終えることが出来ました。多くの皆様のご参加ありがとうございました。

  ■優秀ポスター発表賞


 ■こども環境学会 沖縄大会 チラシ ダウンロード
■2023年大会(沖縄)参加申込みフォーム

 

■大会主旨・目的
2023年大会は沖縄で開催します。
大会テーマは「地域に生きるこども」です。
地域に生きるとは、地域の社会・自然としての環境に支えられ、地域に主体的に関わる存在として生きることを意味します。
今、こども達は、大人は、地域に生きていると言えるでしょうか。各々の地域の固有の自然や文化に支えられ地域に主体的に関わる暮らしがあるでしょうか。格差と貧困の問題を抱える中、地域に安心できる居場所はあるのでしょうか。
世界の様々な場所の争乱のもと、こどもと大人が生きる環境の傷ついた姿が日々想像されます。沖縄は亜熱帯の自然に抱かれ、地域の豊かな文化を伝える土地です。しかし、沖縄の社会と自然は戦争による破壊を経て、米国統治下の厳しい時代を経験しました。そして、現在も、こどもが地域に育つ環境を守り育てる営み、困難な状況にあるこども・親子を支える取り組み、こどもが環境にはたらきかける創造的な活動を支える実践が重ねられています。
戦乱と社会的な困難、社会・自然環境の劇的な変化の中の沖縄のこども達の姿は、20世紀から昨今に至る世界情勢の中での普遍的な課題を私達に改めて問いかけます。
本大会においては、沖縄の自然と文化、社会に触れていただくエクスカーションを実施するとともに、夏の沖縄の気候と空気、地域の風景を感じていただく中で会場内外での企画を実施していきます。


基調講演においては、沖縄のこどもに関わる戦後の歴史を共有します。国の社会制度の外に置かれた27年間の米国統治下の児童福祉のもとでの厳しい状況、その一方でコミュニティを支える主体として地域に生きるこども達の姿を伝えていただき、議論の出発点とします。
シンポジウム、分科会、ワークショップ等の企画においては、地域に生きることの現在を見つめ、未来へつなぐ取り組み

を、沖縄や日本各地の実践を含めて幅広い立場からの報告と討議、そして体験するプログラムを計画しています。

2023 年大会(沖縄)実行委員長 清水 肇
(琉球大学工学部建築学コース教授)

 


■こども環境学会2023年大会(沖縄)

■テーマ:地域に生きるこども

■日時:2023 年 7 月 7 日(金)~ 7 月 9 日(日)

■会場:アイムユニバースてだこホール(沖縄県浦添市仲間1丁目9番3号)
※対面開催を基本とする
※会場のてだこホールは市街地内にあり、徒歩10分圏内に食堂、コンビニなどがあります。ただ、大会スケジュールがタイトであり、とくにポスターセッション参加者、午前午後の分科会の参加者にとっては昼食を確保する時間が足りない可能性があります。ご自身の判断で昼食の持ち込みを検討されることをお勧めします。


■開催概要

 7 月 7 日(金)エクスカーション

〇コース1:(定員30名)
 沖縄島北部のやんばる世界自然遺産や施設を巡るコース
 8:20〜18:00頃 参加費:5000円 ※昼食代は含みません
 ゆいレールてだこ浦西駅を出発〜やんばる野生生物保護センター ウフギー自然館〜国頭村森林公園・やんばる森のおもちゃ美術館〜昼食・休憩 道の駅ゆいゆい国頭〜東村立山と水の生活博物館〜東村ふれあいヒルギ公園(マングローブ林)〜瀬嵩の浜(辺野古基地建設予定地近く)〜ゆいレールてだこ浦西駅で解散。

〇コース2:(定員25名)
 沖縄県中南部の建築と歴史文化を巡るコース
 9:00〜18:30頃 参加費:5000円 ※昼食代は含みません
 ゆいレールてだこ浦西駅〜コスモストーリー保育園(うるま市)〜昼食休憩 プラザハウス(日本で最初のショッピングセンター)〜佐喜真美術館(現代建築、普天間飛行場そば、平和と美術、宜野湾市)〜聖クララ教会(戦後の近代建築、与那原町)〜垣花樋川他の湧水(南城市、生活と自然)〜がんじゅう駅・南城〜てだこ浦西駅にて解散。

 7 月 8 日(土) ワークショップ、開会式、基調講演、口頭発表会、ポスターセッション、シンポジウム、学会賞表彰式・記念講演、会員総会、懇親会など

〇ワークショップ1(13:00~17:00)
 ・創造性を育む造形遊び&場づくり(立体造形物をつくる竹&輪ゴムチャレンジ)
 企画者:Titus Spree(琉球大学 准教授)

〇開会式  10:00〜10:25(てだこホール・小ホール)
〇基調講演 10:30〜12:00(てだこホール・小ホール)
 山内優子(一般社団法人おきなわ子ども未来ネットワーク)
 大城和喜(元南風原文化センター館長)

〇口頭発表会
 12:10〜12:50 (てだこホール・多目的室2)

〇ポスターセッション1 13:00〜13:50(てだこホール・市民交流室)

〇シンポジウム 地域に生きるこども 14:00〜16:30(以下、てだこホール・小ホール)
 パネリスト:汐見稔幸(東京大学名誉教授)
       山城康代(みどり町児童センター館長)
       盛口満(沖縄大学教授)
 コメンテーター :木下勇(大妻女子大学教授)
 コーディネーター:清水肇(琉球大学)

〇会員総会        16:40〜17:10
〇学会賞表彰式・記念講演 17:10〜18:10
 
〇懇親会 19:00(予定) ホテルオーシャン那覇国際通り(那覇市安里2-4-8)※てだこホールからのバス移送あり

 7 月 9 日(日) ワークショップ、ポスターセッション、分科会、総括セッションなど

〇ワークショップ1(9:00~12:00)
・創造性を育む造形遊び・場づくり(竹&輪ゴムチャレンジ)
 企画者:Titus Spree(琉球大学准教授)

〇ワークショップ2(9:00~12:00)
・自然体験活動に絵本の読み聞かせと創造的活動を取り入れたワークショップ
 企画者:國吉 真哉(琉球大学教授)・本村 佳奈子(沖縄県立芸術大学助教)

〇ポスターセッション2 9:20〜10:20 (てだこホール・小ホールホワイエ)

〇分科会(午前の部)10:30〜12:30(小ホール、市民交流室)
・分科会1 こどもの発達と環境:地域文化からこどもの育ちと行事を再考する
 コーディネーター 川田 学(北海道大学准教授)
 コーディネーター 岡花 祈一郎(琉球大学准教授)
 パネリスト 亀島 敦子(読谷村立読谷幼稚園副園長)
 パネリスト 長嶺 久美子(あらしろこども園園長)
 パネリスト 天願 順優(コスモストーリー保育園園長)

・分科会2 生活の場としての居場所施設のあり方
 コーディネーター 垣花 道朗(NPO法人沖縄県学童・保育支援センター事務局長)
 趣旨説明 清水 肇(琉球大学教授)
 パネリスト 塚田 由佳里(同志社女子大学准教授)
 パネリスト 垣野 義典(東京理科大学教授)
 パネリスト 安里 恵美(しまぶく学童クラブ放課後支援員)

〇分科会(午後の部)13:30〜15:30(小ホール、市民交流室)
・分科会3 地域の居場所としての遊び場づくり
 趣旨説明・コーディネーター 清水 肇(琉球大学教授)
 コーディネーター・パネリスト 梶木 典子(神戸女子大学教授)
 パネリスト 村野 裕子(NPO法人AIKURU理事)
 パネリスト 由利 玲子(那覇市繁多川公民館スタッフ)

・分科会4 こどもと環境(自然・人・もの)をつなぐ
 趣旨説明・コーディネーター 照屋 建太(沖縄キリスト教短期大学教授)
 パネリスト 小倉 宏樹(認定NPO法人よみたん自然学校代表理事)
 パネリスト 佐々木 健志(琉球大学博物館(風樹館)助教・学芸員)
 パネリスト 仲 綾子(東洋大学教授)
 パネリスト 吉田 悦治(琉球大学教授)

〇総括セッション 閉会式 15:45〜16:45

 

■参加費等:
 大会参加費:正会員、団体会員:5,000円、学生会員:3,000円、会員外一般:6,000円、会員外学生:3000円、会員外(沖縄県内): 1000円。(こども、障害者は無料)

 ワークショップのみの参加は一般市民向けプログラムのため無料です。

 エクスカーション参加費:5,000円
 懇親会参加費:7,000円

  ■こども環境学会 沖縄大会 チラシ ダウンロード
■2023年大会(沖縄)参加申込みフォーム

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■主催:公益社団法人 こども環境学会

■共催:浦添市

■支援:コンベンション開催支援事業(沖縄県・沖縄観光コンベンションビューロー)

■後援:
沖縄県、琉球大学,沖縄県立芸術大学,沖縄大学,沖縄女子短期大学,沖縄キリスト教学院大学・沖縄キリスト教短期大学、公益社団法人沖縄県建築士会、公益社団法人日本建築家協会沖縄支部、社会福祉法人日本保育協会沖縄県支部、一般社団法人沖縄県私立保育園連盟、社会福祉法人沖縄県社会福祉協議会
国土交通省、文部科学省、環境省、こども家庭庁、日本学術会議、国立研究開発法人科学技術振興機構、公益財団法人日本ユニセフ協会、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟、一般社団法人日本建築学会、公益社団法人日本都市計画学会、公益社団法人日本造園学会、一般社団法人日本環境教育学会、一般社団法人日本発達心理学会、一般社団法人日本保育学会、一般社団法人日本体育・スポーツ・健康学会、日本子ども社会学会、人間・環境学会、日本安全教育学会、日本感性工学会、公益社団法人日本小児保健協会、公益社団法人日本建築家協会、一般社団法人全国建設室内工事業協会、一般社団法人都市計画コンサルタント協会、一般社団法人日本公園施設業協会、一般社団法人日本公園緑地協会、一般財団法人公園財団、一般社団法人日本造園建設業協会、公益財団法人都市緑化機構、IPA日本支部、特定非営利活動法人チャイルドライン支援センター、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

----------------

※今後、予告なく変更になる場合があります。ご理解のほどお願いいたします。

■事務局:公益社団法人 こども環境学会
 〒106-0044 東京都港区東麻布3-4-7 麻布第1コーポ601
 TEL:03-6441-0564 FAX:03-6441-0563
 E-mail:info@children-env.org URL:https://www.children-env.org

 

 

 

 

《特別協力:沖縄県》 

特別協力:沖縄県

こども家庭庁 就学前のこどもの育ちに係る基本的な指針(仮称)の策定に向けた論点整理

こども家庭庁 こども家庭審議委員に五十嵐会長、大豆生田理事が任命されました。このたび、子ども家庭庁から動画が、公開されましたので、ご案内します。

なお、動画内には答申書を手渡しされている大豆生田理事らが紹介されています。

詳しい資料は、こども家庭庁HP(下方のリンク)に掲載されております。

 

こども家庭審議委員名簿 20230421_councils_shingikai_meibo_01.pdf

こども家庭庁 動画 https://youtu.be/H8zj-Msi3H8

 

 

こどもは、今を共に生き、未来を作る、社会の希望です。こどもの誕生前から幼児期の終わりまでの育ちを保障し、すべてのこどもの人生の確かなスタートを支えるため、「就学前のこどもの育ちに係る基本的な指針(仮称)」の策定に向けた論点の整理を行いました。
今後はこども家庭審議会に設置された「幼児期までのこどもの育ち部会」の下で、指針策定に向けて具体的な事項の検討していきます。
▼詳しくはこちら
https://www.cfa.go.jp/councils/shingikai/kodomo_sodachi/

 

2022 年度(第 18 回) こども環境学会賞の発表

2022 年度(第 18 回) こども環境学会賞の発表

 2022年 6月より公募致しましたこども環境学会の学会賞につきましては、2022年 10 月末までに論文・著作賞 11 件、デザイン賞 7 件、活動賞 6 件、自治体施策賞 2 件、合計26件のご応募をいただきました。
 選考委員による厳正な審査の結果、論文・著作賞2件、論文・著作奨励賞 0 件、デザイン賞 1 件、デザイン奨励賞 1 件、活動賞1件、活動奨励賞 2 件、自治体施策賞1件、自治体施策奨励賞 1 件、以上合計 9 件が選定されました。
 受賞者および総評・講評は以下の通りです。(順不同、敬称略)

2023年4月20日
顕彰委員会委員長 高木 真人
論文・著作賞選考委員長 住田正樹
デザイン賞選考委員長 竹原 義二
活動賞選考委員長 神谷 明宏
自治体施策賞選考委員長 田川 正毅

 

こども環境論文・著作賞

《論文・著作賞》 
 根橋杏美(千葉大学教育学部附属幼稚園・幼稚園教諭)
 『園庭の登はん型遊具における幼児の利用実態とリスクテイキングの過程との関連』
(『こども環境学研究』Vol.17, No.3. 2021)

《論文・著作賞》
 藤後悦子(東京未来大学教授)・柳瀬洋美(東京家政学院大学准教授)・野田敦史(高崎健康福祉大学准教授)・及川留美(東海大学准教授)編著
 『社会的子育ての実現―人とつながり社会をつなぐ、保育カウンセリングと保育ソーシャルワーク―』(ナカニシヤ出版)

こども環境デザイン賞

《デザイン賞》
 清水義文(SOU建築設計室・主宰)、木田まゆみ(カリタス幼稚園園長)、古賀誉章(宇都宮大学准教授)、長澤悟(東洋大学名誉教授)、毛利さやか(SOU建築設計室)、徐静雨(SOU建築設計室)、山本花歩(SOU建築設計室)
 『カリタス幼稚園』

《デザイン奨励賞》
 伊藤潤一、宇田川奈緒子(千葉大学/伊藤潤一建築都市設計事務所)
 『児童養護施設 房総双葉学園グループホーム』

こども環境活動賞

《活動賞》 
 上原幸子(特定非営利活動法人 砧・多摩川あそび村)
 『多摩川河川敷の自然体験遊び場「きぬたまあそび村」』

《活動奨励賞》
 秋葉祐三子(特定非営利活動法人あそびとまなび研究所)、小寺江理、井上志乃、島野厚子
 『楽しみは、いつもの暮らしの中にある(住みたいまち、北九州)』

《活動奨励賞》
 堀部篤樹(愛知産業大学)、鈴木賢一(名古屋市立大学)、豊田市立足助小学校、豊田市 生涯活躍部 文化財課 足助分室 / 博物館準備課
 『豊田市足助「重伝建の町並み」を活用した郷土学習の継続的な取り組み』

こども環境 自治体施策賞

《自治体施策賞》
 山形県東根市
 『山形県東根市における子どもの遊び、子育てを基軸にした健康まちづくり』

《自治体施策奨励賞》
 石川県かほく市
 『かほく市幼児造形事業』

 以上が受賞されたものですが、選考に漏れた方々におかれましても受賞者に劣らないすぐれた学術活動や実践活動であることを申し添えますとともに、さらに一層の活躍を祈念いたします。また更に多くの会員の皆様が次回の学会賞に応募されますことを期待いたします。

 

【各賞の対象と選考委員】

(1)論文・著作賞
近年中に完成し発表された研究論文および著作出版物であって、こども環境学の進歩に寄与する優れたもの。
選考委員:
 委員長:住田 正樹(九州大学/放送大学名誉教授・発達社会学)
 委 員:福岡 孝純(日本女子体育大学招聘教授・スポーツ環境)
     仙田  満(東京工業大学名誉教授・建築学)
     矢田  努(愛知産業大学・建築学)
     高橋  勝(東京福祉大学・教育哲学)
     大豆生田 啓友(玉川大学・保育)
     五十嵐 隆(国立成育医療研究センター理事長・医学)
外部委員:望月 重信(明治学院大学名誉教授・子ども社会学)

(2)デザイン賞
近年中にデザインされた環境作品(建築・ランドスケープ・インテリア・遊具・家具・グラフィックその他)であり、こども環境学的見地からも高い水準が認められる独創的なもので、子どもの成育に資することが認められるすぐれた環境デザイン。
選考委員:
 委員長:竹原 義二(神戸芸術工科大学客員教授・無有建築工房・建築家)
 委 員:佐久間 治(九州女子大学教授・建築学)
     小池 孝子(東京家政学院大学教授・住居計画学)
     千代 章一郎(島根大学学術研究院教授、建築学)
     鮫島 良一(鶴見大学短期大学部准教授、同附属幼稚園園長・彫刻家)
     福岡 孝純(日本女子体育大学招聘教授・スポーツ環境)
     松本 直司(名古屋工業大学名誉教授・建築学)
     仙田  考(田園調布学園大学准教授・ランドスケープ)
外部委員:手塚 由比(手塚建築研究所・建築デザイン)

(3)活動賞
こども環境に寄与する、上記以外の活動(施設運営・行政施策・社会活動・その他)であって、近年中に完成した業績および継続的な活動によってその成果が認められた活動。
選考委員:
 委員長:神谷 明宏(聖徳大学児童学科准教授、NPO法人コミュニティーワーク研究実践センター理事)
 委 員:小澤 紀美子(東京学芸大学名誉教授・住環境教育、まちづくり教育)
     北方 美穂(日本フィンランド協会事業推進委員)
     新田 新一郎(プランニング開代表、NPO法人みやぎ・せんだい子どもの丘副理事長)
     齊藤 ゆか(神奈川大学人間科学部人間科学科教授、生涯教育・ボランティア・NPO)
     西野 博之(NPO法人たまりば理事長、川崎市子ども夢パーク所長、フリースペースえん代表)
外部委員:柳下 史織(公益財団法人東京YWCA 青少年育成事業部統括責任者教育キャンプ、外国ルーツ青少年の日本語学習支援、リーダー養成、国際に関すること)

(4) 自治体施策賞
こども環境に寄与する行政施策であって、近年に完成、完了した施策、若しくは継続中の施策でその成果が認められるもの、又は近年に着手された施策で、顕著な成果が生じ始めていると認められるもの。
選考委員:
 委員長:田川 正毅(東海大学教授・建築学)
 委 員:高木 真人(京都工芸繊維大学准教授・建築学)
     請川 滋大(日本女子大学教授・児童学)
     三輪 律江(横浜市立大学学術院教授・建築学)
     松本 直司(名古屋工業大学名誉教授・建築学)
     河原 啓二(福島県県南保健福祉事務所元所長・公衆衛生)
     梶木 典子(神戸女子大学教授・地域居住学)
外部委員:奥山 千鶴子(NPO法人子育てひろば全国連絡協議会理事長)

 

 

おしらせ 5/26-27 学びのかたちをつくる会 #01 まわる・まざる・まなぶ

風真っ直ぐな廊下に四角い教室が並ぶ。教室の南側には窓、正面の黒板に向かって椅子と机が並ぶ。私たち大人が育ったようなそんな校舎の当たり前から離れた空間設計・環境設計をすると、どんな子どもの学びの姿が見られるのでしょう。どう育っていくのでしょう。またその時、大人の役割はどう変化するでしょうか。
幸せな子ども時代を過ごせる学校をつくりたいと願って2020年4月に開設した軽井沢風越学園を題材に、「子どもたちの学びの姿が変容する学校建築とそこでの子どもの暮らし」について、建築に関わる人たちと保育・教育者・行政関係者がまざって考えてみたいと考え、学びのかたちをつくる会・第1回企画として以下のとおり開催いたします。

主催:学びのかたちをつくる会(代表:仙田満、環境デザイン研究所・軽井沢風越学園)

実施日:2023年5月26日(金)・27日(土)の2日間(途中参加・退出はお控えください)
場 所:軽井沢風越学園(長野県北佐久郡軽井沢町発地1278-16)
参加者:100人(大学生・大学院生など20名)
参加費:1万円(学割:5000円/当日受付にて、学生証をご提示ください)
対象:子どもたちの教育・保育環境の建築設計に関係する方、保育・教育関係者で空間設計・環境設計に興味のある方、学校建築等に関係する行政関係の方

詳細は 風越学園ホームページ https://kazakoshi.ed.jp/news/event/28381/

主催:学びのかたちをつくる会(代表:仙田満、環境デザイン研究所・軽井沢風越学園)
協賛:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、KILC( キルク ) 株式会社、株式会社ミツルヤ製作所  後援:日本建築家協会、日本子ども社会学会、日本建築士会連合会(予定)

発起人代表・仙田 満(環境デザイン研究所)からのメッセージ
現在、我が国の子どもたちは国際的に比較しても孤独感に悩まされ、不登校も約 24万人、自殺率も高いと指摘されています。またその選択をするのは 4/10、9/1 が多いと統計で示されています。学校に行けない、行きたくない子がいて、死に追い込まれています。いじめや学業が直接的な原因だとも言われていますが、学校空間が楽しく、わくわくするものならば避けられることかもしれません。建築家の責任は重いと考えています。
規律訓練型の学校は約 200 年前、イギリスで発明されたと言われています。学校は兵舎や監獄に似ている空間ともされています。あらためて、子どもたちの学びの空間を考え直しませんか。子どもたちだけでなく、学校の教師の皆さんが「学校で教えるのが楽しくて仕方がない」という学校をつくりませんか。
そういう学校をつくるためには何を変えればよいのか、何を守らねばならないかをみんなで考えませんか。そういう活動を広げ、日本のこどもたちの学びのかたちに変化を生みたいと考えています。
ぜひ一緒に考えましょう。議論し、子どもたちのために、教師のために、楽しく学べ、楽しく教えることができる学校をたくさん実現しましょう。

20230526_学びのかたちをつくる会#01.pdf

 

こども環境学会2023年大会(沖縄)における「口頭発表」追加のお知らせ

 会員の皆さまには学会運営に多大なご協力を賜り、お礼を申し上げます。
さて、第6回理事・代議員会において来度年以降、ポスター発表に加えて「口頭発表」を進めていくことが議論され、沖縄大会において『口頭発表 実証試行』を実施することに決まりました。

 そこでポスター発表の要旨締切り日(3月18日)までに応募いただいた会員のポスター要旨から議論のテーマとして適切な3~4件のポスターを選び、その内容に関して口頭でもご発表をいただき、沖縄大会でご参加の方たちと議論を進めていただきたくお願い申し上げます。
なお、ご協力いただいた口頭発表に加え、ポスターで発表いただける時間も設定しております。
ご協力をよろしくお願い申し上げます。  

沖縄大会委員・ポスター担当理事 小澤 紀美子

2023年度 代議員選挙 選挙結果報告

公益社団法人こども環境学会 2023年度代議員選挙
選挙結果報告


2023年1月25日

2023年度代議員選挙管理委員会

委員長 三木 祐子


こども環境学会2023年度代議員選挙結果について以下にご報告いたします。


改選代議員数は、2022年度末で任期満了となる代議員(以下11名:敬称略、50音順)です。

石田佳織、菊池信太郎、北方美穂、櫻木耕史、島田隆道、仙田 考、高木真人 、仲 綾子、藤田大輔、三宅美千代、矢田 努

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【2023年度代議員選挙の公示資料】の通り、公示および立候補者受付を2022年12月1日(木)に開始し、立候補登録を2023年1月11日(水)(消印有効)に締め切りました。下記の11名から選挙管理が代議員候補として立候補されました。


2023年1月11日(水)消印有効での立候補者は以下の11名です。

【立候補者】11名(敬称略、50音順)
石松 丈佳 名古屋工業大学大学院教授
菊池 信太郎 医療法人仁寿会菊池医院医院長
北方 美穂 一般社団法人日本フィンランド協会事業推進委員
櫻木 耕史 岐阜工業高等専門学校建築学科准教授
仙田 考 田園調布学園大学大学院准教授
高橋 秀俊 高知大学医学部特任教授
天願 順優 コスモストーリー保育園園長
藤田 大輔 福井工業大学環境情報学部准教授
三宅 美千代 つくば国際短期大学保育科専任講師
矢田 努 愛知産業大学名誉教授
薮田 弘美 美作大学生活科学部准教授


上記のとおり、改選代議員数と立候補登録者数が同数であることから、2023年度代議員選挙は、投票を行わずに代議員を選出することを決定いたしました。

(2023年1月25日 2023年度代議員選挙管理委員会 決定)

≪2023年度代議員選挙管理委員会≫

委員長:三木祐子 副委員長:後藤智香子
委 員:粟原知子、大西宏治、副島里美、谷本都栄、玉田雅己、西本雅人、新田新一郎、宮本雄太

 

2023年度代議員選挙結果報告.pdf

 

お知らせ こども環境学会 2023年大会(沖縄)

こども環境学会2023年大会(沖縄)
7月7日(金)~ 7月9日(日)

 

  ■こども環境学会 沖縄大会 お知らせ ダウンロード
■ポスターセッション募集要領・申込書・様式
 ※申込書・抄録 2023 年 3 月 18 日(土) 必着(〆切りました)

 

 2023 年大会は沖縄で開催します。
 大会テーマは「地域に生きるこども」です。今、こども達は、大人は、地域に生きていると言えるでしょうか。各々の地域の固有の自然や文化に支えられ地域に主体的に関わる暮らしがあるでしょうか。格差と貧困の問題を抱える中、地域に安心できる居場所はあるのでしょうか。
 世界の様々な場所の争乱のもと、こどもと大人が生き る環境の傷ついた姿が日々想像されます。沖縄は亜熱帯の自然に抱かれ、地域の豊かな文化を伝える土地です。しかし、沖縄の社会と自然は沖縄戦による破壊を経て、米国統治下の厳しい時代を経験しました。沖縄返還から 50 年を経た今も、こども の貧困や厳しい家庭環境の問題に直面しています。自然環境も大きく変化し、自然に関わる暮らしのあり方も変わりました。
 そのような状況に向き合い、こどもが地域に育つ環境を守り育てる営み、困難な状況にあるこども・親子を支える取り組み、こどもが環境にはたらきかける創造的な活動を支える実践が現在も重ねられています。環境の劇的な変化の中の沖縄のこども達の姿は、20 世紀から昨今に至る世界情勢の中での普遍的な課題を私達に改めて問いかけます。
 本大会においては、沖縄の自然と文化、社会に触れていただくエクスカーションを実施するとともに、夏の沖縄の気候と空気、地域の風景、人々の営みを感じていただく中で会場内外での企画を実施していきます。
 基調講演においては、国の社会制度の外に置かれた 27 年間の米国統治下の児童福祉のもとでの厳しい状況、その一方でコミュニティを支える主体として地域に生きるこども達の姿を伝えていただき、議論の出発点とします。
 シンポジウム、分科会、ワークショップ等の企画においては、地域に生きることの現在を見つめ、未来へつなぐ取り組みを、沖縄や日本各地の実践を含めて幅広い立場からの報告と討議、そして体験するプログラムを計画しています。

2023 年大会(沖縄)実行委員長 清水 肇
(琉球大学工学部建築学コース教授)

 


■こども環境学会2023年大会(沖縄)

■テーマ:地域に生きるこども

■日時:2023 年 7 月 7 日(金)~ 7 月 9 日(日)

■会場:アイムユニバースてだこホール(沖縄県浦添市仲間 1 丁目 9-3)
    ※対面開催を基本に準備中

■内容:

 7 月 7 日(金)エクスカーション

 沖縄島北部のやんばる世界自然遺産を巡るコース、沖縄島中南部の自然、文化、こどもに関わる特色ある場所、施設、近代建築を巡るコースを検討準備中

 7 月 8 日(土)~ 9 日(日) 基調講演、シンポジウム、ポスターセッション、分科会、懇親会など

○ 基調講演
 山内 優子(一般社団法人おきなわ子ども未来ネットワーク)
 大城 和喜(元南風原文化センター館長)

○ シンポジウム「地域に生きる子ども」
 パネリスト:汐見 稔幸(東京大学名誉教授)
       山城 康代(みどり町児童センター館長)
       盛口 満(沖縄大学教授)
 コメンテーター:木下 勇(大妻女子大学教授)
 コーディネーター:清水 肇(琉球大学教授)

○ 分科会

1.こどもの発達と環境:地域文化から子どもの育ちと行事を再考する(子どもの発達、保育、行事)

2.生活の場としての居場所施設のあり方(学童保育、居場所施設、生活の場づくり)

3.地域の居場所としての遊び場づくり(地域の親子・子どもの居場所、プレーパーク)

4.こどもと環境(人・もの・自然)をつなぐ(自然体験、アート、創造的活動)

○ ワークショップ(会場周辺等で実施)

・創造性を育む造形遊び&場づくり(立体造形物をつくる竹&輪ゴムチャレンジ)
 企画者:Titus Spree(琉球大学 准教授)

・自然体験活動に絵本の読み聞かせと創造的活動を取り入れたワークショップ
 企画者:國吉 真哉(琉球大学教授)

上記は案であり、詳細は変更になる可能性もあります。決まり次第、学会ホームページなどでご案内します。

 

  ■こども環境学会 沖縄大会 お知らせ ダウンロード
■ポスターセッション募集要領・申込書・様式
 ※申込書・抄録 2023 年 3 月 18 日(土) 必着(〆切りました)

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■共催:浦添市

■後援(予定):内閣府、国土交通省、文部科学省、厚生労働省、環境省、日本学術会議、国立研究開発法人科学技術振興機構、公益財団法人、日本ユニセフ協会、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟、一般社団法人日本建築学会、公益社団法人日本都市計画学会、公益社団法人日本造園学会、一般社団法人日本環境教育学会、一般社団法人日本発達心理学会、一般社団法人日本保育学会、一般社団法人 日本体育学会、日本子ども社会学会、人間・環境学会、日本安全教育学会、日本感性工学会、公益社団法人日本小児保健協会、公益社団法人日本建築家協会、全国建設室内工事業協会、一般社団法人都市計画コンサルタント協会、一般社団法人 日本公園施設業協会、一般社団法人日本公園緑地協会、一般財団法人公園財団、一般社団法人日本造園建設業協会、公益財団法人都市緑化機構、 IPA 日本支部、特定非営利活動法人チャイルドライン支援センター、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(予定)

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※今後、予告なく変更になる場合があります。ご理解のほどお願いいたします。

■事務局:公益社団法人 こども環境学会
 〒106-0044 東京都港区東麻布3-4-7 麻布第1コーポ601
 TEL:03-6441-0564 FAX:03-6441-0563
 E-mail:info@children-env.org URL:https://www.children-env.org

 

 

 

第15回こども環境アドバイザー資格講習会のお知らせ

第15回こども環境アドバイザー資格講習会のお知らせ

(こども環境学会認定)

2023 年3 月11 日(土)~ 12 日(日)開講    申込締切:2023年3月3日(金)

 現代社会において家族や地域のあり様が大きく変わり、こどもを取り巻く環境にも様々な問題が発生してきています。こども環境学会では、発足当初より、こどもが心身ともに健やかに育つ環境づくりのための学びの場として、こども環境アドバイザー講習会を実施しています。
 こども環境アドバイザーとは、「こども環境にかかわる総合的な知識及び基本的なコミニケーション・スキルを身につけ、こどもに関わる環境改善のための支援及びアドバイスができる」レベルの資格です。こども環境アドバイザーには、家庭・保育・教育・地域などにおいてよりよいこども環境を形成していくために、専門領域における指導者的な立場に立つだけではなく、さまざまな領域を結びつける役割を担うことが期待されます。


こども環境アドバイザー資格講習会は、全国から集まった参加者がともに学び、交流する場となっています。既に活動されている方、これから積極的に関わっていきたい方など、多くの皆様のご参加をお待ちしております。また、既に資格をお持ちの方も再講習を受けることができます。

●主  催  公益社団法人 こども環境学会
●企画実施 (同)資格認定委員会(委員長:谷本都栄)
●期  日  2023年3月11日(土)~12日(日)
●参加方法  Zoomによるオンライン受講
●対  象  こども環境にご関心をお持ちの方。本会会員以外の方もご参加いただけます。
●募集人数  30名(先着順)
●受 講 料
①新規受講(認定試験受験料を含む):会員20,000円、非会員30,000円、学生20,000円(会員、会員外とも)
②再受講(試験・面接無し):会員5,000円、会員外10,000円
※いずれも事前振込み
振込先:みずほ銀行自由が丘支店 店番号:533 普通預金口座2560885
公益社団法人こども環境学会 シャ)コドモカンキョウガッカイ
※自己都合によるキャンセルには返金はいたしません。但し、特別の事情の場合(事故等)には配慮します。

■チラシ・募集要項プログラム・申込書・資格更新申込書 ダウンロード

 

公益社団法人こども環境学会 2023年度 代議員選挙の公示について

公益社団法人 こども環境学会正会員 各位

公益社団法人こども環境学会 2023年度(令和5年度)代議員選挙の公示について

- 立候補者 募集 -

本選挙は公益法人として広く正会員に門戸を開いて、代議員選挙を実施するものです。
2022年度末で、半数の公益社団法人代議員が任期満了となります。
ここに選挙今回の代議員選挙は、2022年度末で任期満了となる代議員11名の改選です。

任期満了となる代議員(11名)(敬称略、50音順)
 石田佳織 (園庭研究所 代表)
 菊池信太郎(菊池医院 小児科医)
 北方美穂 (一般社団法人日本フィンランド協会 事業推進委員、あそびをせんとや生まれけむ研究会 代表)
 櫻木耕史 (岐阜工業高等専門学校 准教授)
 島田隆道 (名古屋短期大学QOLサポーター/元愛知医旅学院短期大学 元教授)
 仙田 考 (田園調布学園大学大学院 准教授)
 高木真人   (京都工芸繊維大学大学院 准教授)
 仲 綾子   (東洋大学 教授)
 藤田大輔 (福井工業大学 准教授)
 三宅美千代(つくば国際短期大学保育科 専任講師)
 矢田 努 (愛知産業大学 名誉教授)

2022年(令和4年)12月1日

公益社団法人こども環境学会
 委員長:三木祐子    副委員長:後藤智香子 
 委員:粟原知子、大西宏治、副島里美、谷本都栄、玉田雅己、西本雅人、新田新一郎、宮本雄太

 

≪届け出用紙ダウンロード≫

 2023年度代議員選挙立候補届出用紙.docx


≪選挙日程≫
①公示および立候補者受付開始 2022年12月1日(木)
 ※代議員選挙の選挙権・被選挙権は、選挙公示の日(2022年12月1日)現在、正会員である者が有します。
 ※当法人の定款において、「代議員の定数は、正会員の人数のうちから概ね50名につき1名の割合で選出する。」と定められています。また、従来の代議員の人数もふまえ総合的に勘案し、今回 定数は21名と定めます。そのうち、改選代議員数は11名です。なお、今回改選される代議員の任期は、2023年4月1日から2025年3月31日までの2年間です。
②立候補締切 2023年1月11日(水)(消印有効)
 ※代議員選挙の立候補は、自らの意思によりお願いします。なお、他薦により立候補する場合は、正会員3名以上の推薦を受けるものとします。
③立候補者公示 2023年1月25日(水)
 ※立候補者確定後、投票用紙を事務局から発送します。
 ※立候補者数が定数に満たない場合は、選挙を実施せずに当選者を決定します。この場合、投票用紙の発送は行いません。
④投票期間 2023年2月1日(水)~2月7日(火)(消印有効)
 ※投票は、当法人の定める投票用紙の様式を使用し、無記名、郵送の方法により行います。
 ※投票用紙の様式は、11名連記とします。
⑤開票集計 2023年2月13日(月)
 ※選挙管理委員会立会いのもとに事務局にて開票および集計をします。
⑥理事会報告 2023年2月18日(土)
 ※理事会に選挙開票結果を報告します。
⑥投票結果報告、代議員総会の承認 2023年6月17日(土)
 ※選挙管理委員会にて代議員選挙当選者確認後、代議員総会にて報告、承認を得ます。

 

《声明》基礎疾患のない幼児にマスクは不要

 新型コロナウイルス感染が始まり、3年が過ぎようとしています。
 元々コロナウイルスは感冒の2割程度の原因となるウイルスでした。
 新型コロナウイルスに変異した結果、世界中の人に感染し、特に高齢者や合併症を持つ患者が多数死亡する結果となりました。一方、こどもは新型コロナウイルスに感染しても、多くは軽症ないし無症状ですみ、高齢者の様に死亡することは稀です。ただし、わが国では感染したこどもの脳や呼吸器などが障害され100名以上が中等症・重症となって入院したり、十名以上のこどもが死亡しています。

 初期の新型コロナウイルスに比べ、現在流行中の新型コロナウイルスは明らかに弱毒化し、患者を死に至らせる危険性は季節性のインフルエンザウイルスと同等ないし、やや強い状態にまで低下していると考えられます。貴重な社会的資源の一つである新型コロナウイルスワクチンはわが国でも高齢者から接種が始まり、現在生後6ヶ月以上にまで接種が可能になっています。しかし、現時点ではこどもの新型コロナウイルスワクチン接種率は成人に比べはるかに低い状況です。なお、新型コロナウイルスワクチンは季節性インフルエンザワクチンと同様に、感染予防より重症化予防を目的に日本小児科学会等の専門団体からこどもへの接種が推奨されています。

 新型コロナウイルス感染の流行初期には、学校や幼稚園などの一斉休校・休園により、こども達は成長・発達に必要なコミュニュケーション、学び、心の交流の機会を失いました。現在、2歳未満のこどもにはマスク着用を推奨しないことや就学児についてマスク着用の必要がない場面を例示するなど、厚生労働省が周知啓発を行っています。しかしながら、その内容が十分に浸透しているとは言えず、未だマスクの着用が励行されている場合があります。マスク着用には感染予防、特に感染患者からのウイルス拡散を予防する効果が認められています。しかし、コロナ禍の下で育つ乳幼児の発達が遅れているとの報告も見られ、成長・発達する幼児にとって、マスクの長期的着用は幼児の心理、社会性の発達を阻害することが危惧されます。顔の多くをマスクで覆うことで、人と人との間の意思伝達が阻害され、心と心の交流を損なう危険性があります。

 健康とは身体的健康だけでなく、心理的健康、社会的健康をも含む概念です。私たちにはこどもの身体・心理・社会的健康を総合的に推進することが求められています。

 以上の状況を踏まえ、こども環境学会は現時点での新型コロナウイルスのこどもへの有害性を正しく認識し、さらに、身体的健康だけでなくこどもの心理・社会的健康への影響を総合的に判断し、基礎疾患を有さない幼児にマスクの着用を推進しないことを提唱します。

2022年11月1日
こども環境学会

 注:幼児とは生後1歳から就学前までのこどもを意味します。

 

こども環境学会 2023年大会(沖縄)プレ・セミナー

「地域に生きるこども」
日時 2022年11月26日(土)13時30分~16時30分
会場 オンライン配信


《セミナー趣旨》
 2023年のこども環境学会大会は7月に沖縄で開催されます。
 テーマは「地域に生きるこども」です。
 今、こども達は、大人は、地域に生きていると言えるでしょうか。各々の地域の固有の自然や文化に支えられ地域に主体的に関わる暮らしがあるでしょうか。格差と貧困の問題を抱える中、地域に安心できる居場所はあるのでしょうか。
 世界の様々な場所の争乱のもと、こどもと大人が生きる環境の傷ついた姿が日々想像されます。沖縄は亜熱帯の自然に抱かれ、地域の豊かな文化を伝える土地です。しかし、沖縄の社会と自然は戦争による破壊を経て、米国統治下の厳しい時代を経験しました。そして、現在も、こどもが地域に育つ環境を守り育てる営み、困難な状況にあるこども・親子を支える取り組み、こどもが環境にはたらきかける創造的な活動を支える実践が重ねられています。
 プレ・セミナーでは、「居場所の環境デザイン」のあり方、「こどもにやさしいまち」についての視野を確認し、沖縄の報告者からは、日本復帰前からの時代を通じた子育てや保育の状況、現在、厳しい家庭状況にあるこども達を支える居場所施設の取り組み、こどもが地域に関わる活動の場である公民館などの実践者の報告をいただきます。歴史を踏まえ、現代を見つめることで、地域の自然、文化、社会に生きるこどもの未来へつなげる議論を展開して2023年の大会へつなげていきます。

≪参加方法≫
オンライン(Zoom)で参加いただきます。 定員:300名

≪プログラム≫
 司会進行 天願順優(コスモストーリー保育園園長 2023年沖縄大会副実行委員長)

〇趣旨説明 國吉真哉(琉球大学教育学部教授 2023年沖縄大会副実行委員長)
〇基調講演 「こども達の居場所の環境デザイン」
        仙田満(こども環境学会代表理事 東京工業大学名誉教授)
〇パネルディスカッション「地域に生きるこども」
   コメンテーター:三輪律江(横浜市立大学教授)
   コーディネーター:清水肇(琉球大学工学部教授 2023年沖縄大会実行委員長)
   話題提供者:
      石川キヨ子(みどり保育園元園長)
      平林勇太(b&g からふる田場 事業統括)
      宮城潤(那覇市若狭公民館館長)
      佐久間治(九州女子大学特任教授)
  
≪参加費≫
 無料です。みなさまのご参加をお待ちしています。

≪申し込み方法≫
 事前申し込み制です。11月22日(火)17時までに、こちらのフォームからお申込みください。
 https://www.children-env.org/contact/seminar

 11月23日(水)中に、参加URL・ID・パスワードをメールでご連絡致します。

≪チラシ≫

 こども環境学会_2023大会_沖縄_プレ・セミナー_20221126チラシ.pdf


主催・お問い合わせ:公益社団法人 こども環境学会

こども環境学会2023年大会(沖縄)実行委員会
〒106-0044 東京都港区東麻布3-4-7 麻布第1コーポ601
Tel: 03-6441-0564 / Fax:03-6441-0563 E-mail:info@children-env.org